テレビの仕事を始めた時に、受け持ったのは、お天気を読む仕事だったそうです。クッションコーナーと位置付けられるお天気コーナーは、前後の番組の都合で短くよくなるそうです。その時に何処を削って話すかを瞬時に考えて話さないといけないこともあり、2分受け持っていても20秒くらいになる事もあったそうです。 ある時、「明日は、大気が不安定です。」と喋ったら、番組が終わって、大気が不安定だとはどういう事か言ってみろ!と言われたそうです。大気が不安定?「大気が不安定とは、違う気流が混ざりあって、喧嘩して気流がこお」と手を動かしながらせつめいしたそうです。 そうしたら、明日から、大気が不安定とは言わずそう説明しろ!と言われたそうです。ただでさえ時間が削られるのにそんな殺生なと思ったそうです。 でも、その時学んだことは、目の前の人に合わせて話すことだそうです。お茶の間に分かるように話す。相手が子供ならば、その子供がわかるように話す。 専門用語を知ると一端になった気分で使いたくなるものだけれど、使わない。相手がわかる言葉で話す。 ということだったそうです。それがコミュニケーションだということ。とても大事な事を学んだとのことです。 育児をしていく上でもとても大切なことだと思いました。