阿川佐和子さんが母を語る③

その後受け持った、インタビューのお仕事をした時に、自分がインタビューアーだったにも関わらず、相手の方が、「それで、君はどうなんだ?」と、聞き返してくるので、自分の話をしてしまい、話し終えると 「他は?どうなの?」と、また聞き返されるのだそうです。聞かれるとまた、自分のことをついつい喋ってしまうそうです。 また、話し終えると、「それで君はどう思ったの?」と聞き返されるのだそうです。いやいや私がインタビューアーだと思い質問をするのだけれど、また、聞き返されるので、インタビューが終わると、プロデューサーに 君が一人で喋っていたよと言われ、ふと、あ、この方のように、ついつい、相手が喋ってしまいたくなるように、共感出来るところは大きく共感し、聞きにくいことも、最初に信頼関係を掴むような聞き方をし敬意を払った上に聞くと、相手も喋りにくいことも喋ってくれる。コミュニケーションとはそういうものではないかとおっしゃっていました。 コンピュータがどんなに発達しようともコミュニケーションは大切と思いました。

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