「断捨離」「ミニマリスト」「ときめくものだけを残す」先進国は、ものに溢れ、物との格闘に苦しんでいる人が本当に多過ぎる!
原因は、経済至上主義と、ものを売るために作られた番組を洗脳のように見て思わず買い続けてしまった末路・・・・・。なんですよね。
住宅事情も厳しい昨今、家のキャパをものが超えていても、もうどうしていいかわからない状態の人が・・・大変・・
そこで登場したのが断捨離!
あの本が出た時は、とにかく捨てまくる・・・
元祖「断捨離」の著者は国宝級な旦那様の作品まで捨ててしまったという、とにかく、
断=いらないものを断つ
捨=がらくたを捨てる
離=物の執着から離れる
を断行すること
もう一つ理にかなっていると思う近藤麻理恵さんの提唱する、
「ときめくものだけを残す」というお片づけの方法。
衣類→書籍→書類→小物→思い出品
の順番で、例えば衣類なら、全ての衣類を床に出して一つ一つ、ときめくかどうか、物と対話し、役目を終えたものは処分し、ときめくものだけを残していくという方法。
そして、ときめくものだけに囲まれて、生活をする。
そうしていくことで、
ものを買うときも、ときめくものが出るまで買わないようになっていきます。
小さい時に、このメソッドが登場するずーっと昔ですが、机周りを片付ける時など、自ずと実践していたなーと一番共感できるメソッドがです。
80年代、世の中も成熟してきたなという頃、私の周りのご家庭では、ミニマリストまでいかなくとも、必要なものが整頓され、不要なものは買わず、お母様がお家にいらして、整えられていたご家庭用というものは普通にたくさん、おられた記憶があります。
必要なものを買い、工夫して、洋服なんかも作っておられましたね〜
アウターは買うけれど、スカートは作られていたりとかで、素敵に合わせているとか・・・。
そう、必要なもの以外、すっきりとしていたなという記憶があります。
でも、ものを売るために、宣伝するメディアや企業は、それでは、まずいんです。ものが売れないですから。
そこで、購買意欲や射幸心を煽る宣伝を繰り返し、普通に、旦那さんの給与だけでは、結局無駄買いに繋がらないため、「働く女性」とか「女性の社会進出」とか煽られ、まー翻弄させられた女性は数知れず、そしてそんなきちんとした生活を捨て・・・。購買し続けた結果、アメリカ社会のように、質より量の大量生産大量消費社会が当たり前な世の中へと・・・
そのためここ何十年かの間に便利になるためにあるはずのものに苦しめられるようになってしまった。現代病ですね〜
こんまりさんが提唱されているように、家やものには、魂があると考えられており、役目を終えたものには、ありがとうと感謝を述べ捨てる。
今ブームになっている、ミニマリスト。
80年代、究極のミニマニストまではいなくても、ごくごく普通のご家庭は、専業主婦の奥さんがやりくりしていて、プチミニマリストでした。
というのも、あの頃公開されたスピルバーグの「E.T」という映画のワンシーンのことです。エリオットのお家(一般的なアメリカの家)の公開するようなシーンがあり、お家をフォーカスした後、家の中をスクロールして映し出されていました。家の中は、物で溢れ返っていて、机の上にも溢れんばかりの物、物、物、、、、。
ヨーロッパのご家庭は、きちんと整頓され、刺繍を施されたカーテン、ロココ調なインテリアなど多く、アメリカも同じような空間かと思っていたら裏切られたような気持ちになったのを覚えています。
当時の日本は、日本製でしっかりつくられたものを大事に使っていました。
頑張って、捨て過ぎるではなく、必要でときめくものだけを常に残して大切にしていく80年代ごろのすっきりした感覚を忘れてはいけないですね。